私は、学生時代に筑波大学体育専門学群にてスポーツ科学を学ぶ傍ら、陸上競技部に所属し、400mHを専門としたアスリートでした。競技者としては一流になれませんでしたが、多くのものを得ることができたと思っています。
卒業後は夢だったパイロットを目指すも、心臓の持病のため断念せざるを得ませんでした。航空会社に入社するも、パイロットへのあこがれが拭えず、本当の自分は何をしたいのかを問いかける日々を過ごしました。
そんな中、憧れだったトップアスリートと会う機会がありました。彼はトップを極めるほどの実績を出した後に死すら考えるほどに追い込まれたと言いました。憧れの存在であるアスリートが、メディアに映らないところで苦しんでいる。憤怒と違和感を感じると同時に、「アスリートがいつまでも輝く社会にしたい」と強く思いました。
そこから、色んな人と出会い、話を重ねる中で、アスリートのキャリアに対する考え方を、セカンドキャリア（アスリートの後にビジネス）ではなくデュアルキャリア（アスリートとビジネスが相乗効果を起こす）にシフトしていくことで、活路を見いだせる人がいるという確信に至りました。
現役アスリートや引退時また引退後のアスリートの人生のパートナーになれることを目指して、日々、精進していきます。